ろくじろう3つの特徴
①大きな施設との違い
自由がある事です。自分の家で、ろくじろうで、どこで過ごしても、どこに泊まっても自由です。それでも「今日は熱があるから」「自宅で転んでしまった」等、不安な時はろくじろうへ泊まることが出来ます。
一人では淋しいと、体力と気力が落ちてゆくと、最期までろくじろうに泊まることを選ばれる方もいらっしゃいます。それも、ご本人とご家族が決めることです。
②ディサービスとの違いは?
気ままな暮らしと、安心の両方が手に入ることです。風呂に入りに来て、後は自宅で晩酌をしたり、好きなテレビを見たり、でも必要があれば毎日通っても、一度も通わなくても、半日で帰っても、昼から来ても、その日の都合で何でもありです。何度でも送迎もします。
弁当を届けたり、様子を見に行ったり、洗濯をしに行ったり、ゴミ捨てに行ったり、亡くなるまでの応援をさせて頂きます。
(四年間で自宅で10名、ろくじろうで13名の方を看取らせて頂きました。その内、15名が白浜の方です。)
③白浜の親戚になります
遠くの親戚よりも、近くの他人と言いますね。白浜は昔から近所付き合いをとても重んじる地域でした。しかし最近では、高齢化率が40%近くにもなり、近所の方たちも介護を必要としたり、空き家になってしまったのが現状です。
「ろくじろうは、親戚みたいだね」そうおっしゃってくださった利用者さんの言葉に、ハッとしました。そうだ、親戚になろう。親戚とは、「◯◯さん、何してる?」と、様子を頻繁に見に行ったり、困った事があれば手助けをしたり。でも、親戚なればこそ、辛口の意見もご本人に言わせて頂きます。「自分たちの言うことを聞かなくて困る」「何だか頑固になっちゃって」そんな言葉を良くご家族から耳にします。
わかりますよ、私達だって介護者家族。家族の気持ちで、家族にも言えない本音、家族だからこそ言える本音、それこそが介護職の真髄です。どうぞ、困っている事、泣きたくなること、些細なことかもしれない相談、私たちに囁いて下さい。一緒に考えさせて下さい。