miyoshi

(撮影:介護ライター・野田明宏氏)
「そんな小金なんか、欲しがるんじゃない!」

鳥海さんが言った。

もっと、全体を見て、

私はもっと大きなカネを稼いできたと。

「ハンディキャップという言葉は使わないほうがいい

あれはね、手に帽子を持って、恵んでくださいと

言っている人たちの事を表した言葉。

だからハンディキャップを持った人達なんて

言葉を使っちゃいけない」

三好さんが言った。

そして、◯◯鮮には、障害者は居ないと…

「え!」

そうか…

隣の開場で鳥海さんが言った。

「昔ね、産婆さん達は障害をもった子が生まれてくると、
その場で息を止めたんだ。

そんなやり方を書いた教科書があったのだから、

それは事実なんだ」

たしか、そんな話だった。

その話を聞いて、90半ばで無くなったトキさんを思い出した。

元、東京の大きな病院の看護師長。

産まれてきた子が、この家に産まれてきてはいけない子だと

判断すると、その子の息をその場で止めるのが、

看護師の仕事だったのだと。

みんな、そうやって生きてきた歴史がある。

そうしなければ、生きてこられなかった歴史があった事も

事実なんだと聞かせてくれる先達たちがここに居る。

起きていることに、モノを言ってくれる人達がいる。

そして、自分もまた、後から続く人達に、

自分のこう思うを、言える人間であらねばならないと、

襟を正される。

しっかり自分の頭で考え、

はっきり意見を言いなさい。

世の中を、起きている事を怖がらなくていい。

久しぶりに行ったオムツ外し学会は

道徳の時間だった。

嬉しかった。